a.原因としては、二つの物体を摩擦・分離・誘導することにより物体に帯電します。 |
摩擦 |
二つの材料がこすれあうと各材料の表面に関連する電子が互いに密接し、一方の物体の表面からもう一方の物体の表面へ電荷が移動、接触した二つの物体が離れるとき表面に残った部分が静電気になります。 |
誘導 |
物体を強力な電界の前面に置けば静電気が発生します。 |
b.電気の発生しやすい要素としては 材料の種類・湿気・反復・蓄電池効果・温度の変化などが挙げられます。 |
材質の種類(下記の図参照) |
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*ある材料が正へ帯電するか、負に帯電するかは、その材料を接触したほかの材料で決まります。 *正極性側にある物質と負極性側にある物質を接触させると前者は正極性に後者は負極性に帯電します。 *位置の近い物質同士では帯電量は少なく、離れた物質同士では、多くなる傾向があります。 |
湿気 |
環境が乾燥すればするほど、静電荷のレベルは高くなります。一般的に湿度が65%以上の環境では静電気はほとんど発生しません。 |
反復 |
摩擦や分離のような反復を繰り返すと電荷のレベルを増大します。テフロン加工されたローラー上を移動するプラスチック製材料はその表面電化を各ローラーごとに増大します。 |
蓄電池効果 |
多くの荷電した品目の組み合わせは非常に高い電荷を生じさせます。プラスチックのシートも績み重ねられると非常に高い電圧を発生することになります。 |
温度の変化 |
材料を冷やすと電荷を生じます。熱い時は中性であってもいったん冷えると大きな電荷を持つ場合があります。射出成型品等。 |