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除電器とは

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静電気に関する、よくある質問を下記にまとめてございます。該当する項目を下記から、お選び下さい。
また該当する項目がない場合は、お手数ですが弊社担当へご連絡をいただくか、お問い合わせください。

除電器・静電気に関するよくある質問

  • 静電気とは何ですか?
  • A 物体にたまったまま動かない電気の事を静電気といいます。
  • 静電気はどんなときに発生しやすいですか?
  • A
    a.原因としては、二つの物体を摩擦・分離・誘導することにより物体に帯電します。
    摩擦
    二つの材料がこすれあうと各材料の表面に関連する電子が互いに密接し、一方の物体の表面からもう一方の物体の表面へ電荷が移動、接触した二つの物体が離れるとき表面に残った部分が静電気になります。
    誘導
    物体を強力な電界の前面に置けば静電気が発生します。
    b.電気の発生しやすい要素としては 材料の種類・湿気・反復・蓄電池効果・温度の変化などが挙げられます。
    材質の種類(下記の図参照)
    グラフ
    *ある材料が正へ帯電するか、負に帯電するかは、その材料を接触したほかの材料で決まります。
    *正極性側にある物質と負極性側にある物質を接触させると前者は正極性に後者は負極性に帯電します。
    *位置の近い物質同士では帯電量は少なく、離れた物質同士では、多くなる傾向があります。
    湿気
    環境が乾燥すればするほど、静電荷のレベルは高くなります。一般的に湿度が65%以上の環境では静電気はほとんど発生しません。
    反復
    摩擦や分離のような反復を繰り返すと電荷のレベルを増大します。テフロン加工されたローラー上を移動するプラスチック製材料はその表面電化を各ローラーごとに増大します。
    蓄電池効果
    多くの荷電した品目の組み合わせは非常に高い電荷を生じさせます。プラスチックのシートも績み重ねられると非常に高い電圧を発生することになります。
    温度の変化
    材料を冷やすと電荷を生じます。熱い時は中性であってもいったん冷えると大きな電荷を持つ場合があります。射出成型品等。
  • 冬場に静電気でバチッとくる電気ショックの人体への影響は?
  • A 体にバチッと来る静電気は20万分の1秒という瞬間的なものなので体に害はありません。
    しかし、場所によっては(工場内の機械の近くなど)この電気ショックが起こると極端な場合オペレーターがふらついて二次災害(機械へ接触・危険な場所では火災など)が発生する恐れがあります。
  • 静電気を防ぐ方法は?
  • A 一般の家庭で起こる静電気については市販されている静電気防止スプレーなどである程度予防できます。
    工場内など常時静電気が発生しているような場所ではそういった製品では間に合わなくなってしまうでしょう。そういった場所に除電バーなど除電製品を使用することによって、オペレーターの負担を軽くし、又、静電気による障害も防止できます。
  • 除電気の種類は?
  • A
    弊社で取り扱っているMEECH杜(英国)は40年以上にわたって静電気問題に取り組みこのノウハウの蓄積を基に4種に高電圧・低電流技術が駆使されています。
    a.AC(交流)
    50Hz又は60Hzの交流電圧でイオン化を行います。信頼性の高い比較的安価な方法でほとんどのMEECH社の装置にこのAC技術が採用されています。
    b.パルスDC(直流)
    高電圧によるDC両極性パルスを利用しています。周波数・電圧・発生極性は長い距離でも静電気を除去、またイオンバランスを調整できるのでより効率の良い除電効果を上げることが出来ます。
    c.連続DC(直流)
    安定継続した直流電圧は静電気制御のもっとも強力な方法です。特に高速で高い電荷に適合します。
    d.DC静電気発生器(直流)
    MEECH社の第4の技術は静電気除去ではなく、むしろ静電気生成に利用されています。DCレベルを制御することによって生成される静電気は、多くの産業分野に置いて有益な道具になっています。
  • MEECH社の製品はどういった業界に必要とされていますか?
  • A MEECH社の製品は印刷・プラスチック・包装・繊維・食品・薬品・自動車等のあらゆる産業で使用されています。

静電気の豆知識

静電気が発生していないときの状態(通常)は、陽子(+)の周囲を電子がくるくる回っています。陽子(+)と電子(-)の量が安定している状態といえます。
ところが、摩擦・接触・分離など起きると下記の図のようになります。
接近
接触・摩擦
分離・剥離
電子が取り去られたら(+)と(-)のバランスがくずれ、正(+)へ帯電。
電子が取り去られたら(+)と(-)のバランスがくずれ、正(+)へ帯電。
電子が余分に増えたら負(-)へ帯電。
電子が余分に増えたら負(-)へ帯電。
左図のように物質が正(+)あるいは負(-)に帯電するかは、材質によります。
たとえば、子供のころ、髪の毛と下敷きをこすり合わせ髪の毛を逆立てて遊んだことはありませんか?
あれは静電気のしわざです。
1. 右の表(材質の種類)でみると、髪の毛が(+)に下敷きが(-)にそれぞれ帯電していることになります。
 
2. また下敷きの材質が、紙より塩化ビニールのほうが逆立つ髪の量が多かったのは、右の表で髪の毛との距離が紙より塩化ビニールのほうが離れているために帯電量がより大きくなったということになります。
 
3. そして、こする回数が多いほど効果が大きかったのは反復により、電荷のレベルが増大したということです。
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