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用語解説

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あ行

アジロ綴じ(あじろとじ)

本の中身を接着剤で綴じる方法の一つ。背の部分に切り込みを入れた折丁(印刷され、折りたたまれた紙、本の中身の一部になる)を丁合した後、背の部分に接着剤を塗布する事で切り込みに接着剤が浸透して各ページが接着し、同時に折丁同士も接着して本の中身が綴じられる。

アート(Art)紙
塗工紙の一種で上質紙に塗料(顔料と糊材料を混ぜたもの)を塗布し表面を滑らかに仕上げたもの。発色性が良く写真集などの高級印刷向け。
AC(Anchor Coat)剤(アンカーコートざい)
プラスティックフィルムなどに別のフィルムを貼り合せる時に、ある特性(接着力向上、耐候性等)を付与させるために下地塗りする薬剤のこと。
EVA系ホットメルト(Ethylene Vinyl Acetate 系 Hot Melt)
エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂を主成分としたホットメルト形接着剤。包装、製本、木工などの分野で使用されている。
塩化ビニル樹脂
合成樹脂の一つ。難燃性で耐久性、加工性等が優れており、歴史が古いことから汎用性が高く、様々な用途で利用されている。
オープンタイム(Open time)
接着剤を塗布してから貼り合せるまでの開放可能な時間のこと。

か行

かがり綴じ(かがりとじ)
本の中身を糸で綴じる方法。丁合された折丁同士を糸で綴じ重ねる。
ガムテープ(Gummed tape)
本来の意味はクラフト紙あるいは布テープに再湿性接着剤を塗布したもので段ボール箱などの封緘にもちいるテープのこと。しかしながら一般的にはクラフト紙などに粘着剤を塗布して作った粘着テープ(本欄ではクラフトテープ)のことを指して言う場合が多い。
寒冷紗(かんれいしゃ)
織り目が粗く薄いガーゼ状の布地。本の背と本文と表紙との接合強度を増すために使用される。
カートナー
食品・薬品・化粧品などの製造機械の後工程にライン化された自動個装包装機械のこと。商品をサック函などに自動的に詰め込み、ホットメルト等の接着剤でフラップを接着する。
kgf(キログラムフォース 重量kg、またはkg重)
重量単位系の力の単位。重量とは物体にはたらく重力の大きさのこと。質量(物体の不変の重さ、kgで表示)とは厳密には異なるが重力が一定の地球上では同じ値となる。ちなみにkgfのfはforce(フォース=力)の頭文字。
クランプ(Cramp)
製本機で、丁合後の本文を両側より固定し製本工程ライン上を移動する部位。
合成紙(ごうせいし)
セルロースではなく、合成高分子材料等を主成分とした紙。
小口糊(こぐちのり)
表紙と見返しを接合するための接着剤のこと。口糊ともいう。見返しの小口部分に接着剤を塗布し表紙と接着する。
コート(Coat)紙
アート紙より塗料の塗布量が少ない塗工紙。美術書、カレンダー、パンフレット向け。

さ行

再湿性接着剤(さいしつせいせっちゃくざい)
使用前に水をつけることで糊に粘着性が与えられ、貼付後に水分が蒸発または吸収されることで接着力が発揮される接着剤のこと。切手や印紙の裏に塗布されている糊が代表的なもの。再湿糊とも呼ばれる。
三方断裁(さんぽうだんさい)
本の背以外の部分(天、地、小口)を出来上がりのサイズにカットすること。
サックマシン(Sack machine)
箱の展開図面通りに加工されたシート(紙、フィルム等)を、接着剤を使って自動的に製函する機械。
上製本(じょうせいほん)

表紙と中身(本文)が別工程でつくられ、中身を保護するため表紙の小口三方にチリと呼ばれる2~3ミリのはみ出た部分が有るのが特徴。百科事典やハードカバー本など体裁がよく、丈夫で保存に向いている。

日本には1873年(明治6年)に、西欧式の上製本技術が導入されました。

上質紙(じょうしつし)

化学パルプ(紙の中間原料、セルロース含有量が高い)の使用比率が100%の非塗工紙(表面に顔料などが塗工されていない)。

紙器(しき)

板紙を成型加工した包装容器。組立箱、折畳箱、貼函、紙管、紙コップなど色々な種類がある。

セットタイム(Set time)

接着工程の際、貼り合わせてから接着強さが発現するまでの時間。

た行

丁合(ちょうあい)
印刷され折りたたまれた本文(折丁という)をページ順に集め一冊ずつにまとめる作業のこと。
チップボール
古紙を主原料とした板紙のこと。
ツーショット(Two shot)
糊付の工程で最初(第一ショット)に本文の接合、次(第二ショット)に表紙のくるみを行う方式。第一、第二ショットとも接着剤にホットメルトを使用する。高い製本強度が得られる。

な行

並製本(なみせいほん)
本の中身(本文)と表紙を接着し三方を断裁して仕上げる。表紙と中身は同じサイズになる。接着にはホットメルト形接着剤を使用することが多く、雑誌、カタログ、電話帳、新書、文庫本など大量かつ迅速に製作できる利点がある。
難細裂化改良ホットメルト形接着剤(製本用)
(なんさいれつかかいりょうホットメルトがたせっちゃくざい)
紙リサイクルの際、再生紙へ混入しにくい製本用ホットメルト形接着剤として日本接着剤工業会が認定したもの。
製本用ホットメルト形接着剤の紙リサイクル適性の評価方法は、経済産業省所管の国庫補助事業であるリサイクル対応型紙製商品開発促進対策事業として、日本 印刷産業連合会が検討を行い、平成13年3月に財団法人古紙再生促進センターから発表された。平成14年に日本印刷産業連合会が、この評価方法による暫定 基準値を策定し、翌年1月より日本接着剤工業会が接着剤の認定事業を開始した。
N(ニュートン Newton)
国際単位系の力の基本単位。N=質量(重さ=kg)×加速度(メートル/毎秒毎秒=m/s2)万有引力の法則で有名な物理学者ニュートンにちなむ。
粘着剤(ねんちゃくざい Tack)
常温で粘着性を有し軽い圧力で被着体に接着する物質(JIS接着用語より)。 ゴム系・ホットメルト系・アクリル系・シリコーン系などの種類がある。セロハンテープやクラフトテープなどはテープに粘着剤を塗布したもの。 
ノズルタイプ(Nozzle type)
接着剤をノズルより噴射させて塗布する方式。塗布装置が見返し部分に接触しないので、キズなどの原因になりにくい。

は行

剥離用接着剤(はくりようせっちゃくざい)
接着後、綺麗に剥がすことが出来る接着剤のこと。親展用はがきや複写式コンピューター用紙など一度剥がしたら二度と接着しないものと付箋紙などのように何度も付けたり剥がしたりできる再剥離用接着剤とがある。
皮膜(ひまく)
接着剤の層(膜)のこと。たいていは、接着剤が硬化(乾燥)した後の層(膜)のことを言う。
ヒートシール(Heat Seal)
接着部分を熱で溶かし圧力を加えて接着すること。カップ麺のふたの封止などに利用されている。
PP(Polypropylene Resin)
ポリプロピレン樹脂の略。半透明で耐熱性、伸縮性にすぐれている。絶縁材料、パイプ、ひもなどに利用されている。耐熱温度は100~130度
PE(Polyethylene Resin)
ポリエチレン樹脂の略。水、油、薬品につよく湿気を通さない。ポリ袋、ポリバケツなどの原料として利用されている。耐熱温度は70~100度
PET(Polyethylene-terephthalate Resin)
ポリエチレンテレフタレート樹脂の略。ペットボトルの原料として良く知られている。
不織布(ふしょくふ)
繊維を織らずに熱融着等で結合させて作った布状のもの。紙と同じ形状だが摩耗しにくく水に強いなどの特性がある。
ペン式タイプ
接着剤を見返し部分に直接塗布する方式でボールペン状の塗布装置。一般的にはパフラータイプが多い。
lb(ポンド pound)
主に英米で使われている重さの単位。1lb=0.45359243kg。単位記号のlb(エルビー)はラテン語で天秤を意味するlibra(リブラ)からとったもの。重さの単位lbに f をつけて重力の単位として用いることができる。

ま行

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や行

有機溶剤(ゆうきようざい)
揮発性で水に溶けない物質をよく溶かす常温で液体の有機化合物の総称。多くの種類があり代表的なものにトルエン、酢酸エチル、アセトン等がある。
ユポ(Yupo)
ユポ・コーポレーションが開発した合成紙。紙とプラスティックの長所を併せ持つ。薄いのに強度、耐水性にとても優れている。主原料はポリプロピレン(PP)樹脂。
横糊装置(よこのりそうち)
本文のノドの部分に接着剤を塗布する装置。クランプにて固定された本文が移動していく間に一対の糊付用ディスクで両側からホットメルトが塗布される仕組。

ら行

ラミネート(Laminate)
a. アルミ箔、プラスティックフィルム、紙など性質の異なったフィルムとフィルムを重ねて貼り合せることによって、それぞれの長所を活かした包装材料を作ること。一般には2~3層構造が多いが、それ以上の場合もある。各フィルムの貼り合せには接着剤を使用する。
b. 印刷物の表面にポリエチレンフィルムを熱で圧着させること。
ライングルー(Line Glue=線糊)
複写式ビジネスフォームの一枚ずつを貼り合せるための接着剤。コンピューター用パンチ穴の内側または外側に1mm~数mm幅で速乾性の接着剤を塗布し貼り合せる。

わ行

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