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PUR

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PUR
  • カテゴリ:製本用接着剤
  • サブカテゴリ:並製本用接着剤
    • 製品概要:
    • 電力消費量削減
    • 古紙再生
    • 脱溶剤

製品説明

ポリウレタン系の未硬化樹脂(プレポリマー)を主成分としており、英語でPoly Urethane Reactive Hot Melt Adhesive と表記されることから、頭文字をとってPUR、PURHMAなどと呼ばれています。
最近、耳にする方も多いと思いますが今まで使われていたEVA系ホットメルト形接着剤とはどのような違いが有るのでしょうか?
従来のEVA系ホットメルト形接着剤は加熱する事によって溶解し、熱が冷める事によって固化するというサイクルを何度も繰り返すことが出来ます。しかし、これはEVA系の耐熱性が弱いという短所でもありました。
PURは空気中の湿気や被着材質に含まれる水分と反応して硬化する性質を持っている為、使用前の製品は密封状態で包装されています。常温常圧下では固体であり、包装を開封して湿気などの水分に振れる環境に置くと反応が始まり、更に丈夫な固体へ変化します。未反応の状態であれば加熱溶融と冷却固化のサイクルを繰り返すことが出来ますが、反応が進むにつれて加熱溶解しにくくなり、遂には加熱溶融しない丈夫な固体になります。このように、PURは通常のホットメルト形接着剤と反応形接着剤 両者の性質を併せ持った接着剤になります。
反応が終わったPURは丈夫なフィルムを形成し強力な接着力を発揮し、再び熱で溶融される事はありませんので耐熱性、更には耐寒性にも優れます。
丈夫なフィルムと強力な接着性能を持ち合わせていますので従来のEVA系ホットメルト形接着剤に比べ1冊当たりの塗布量をかなり少なくすることが可能です。その結果、本の見開きがよくなると同時に、細裂化し難いので紙のリサイクルにも貢献できる接着剤といえます。
PURを使用するにあたり、空気中の湿気と反応するという性質から従来のホットメルト溶解装置ではなく、空気を完全に遮断した反応形ホットメルト専用の溶解装置が必要になります。また、従来のホットメルト形接着剤とは違った取扱注意事項が御座います。詳しくは弊社にお問い合わせください。

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